アレルギー専門外来|西船こども成長クリニック|西船橋駅南口徒歩1分|船橋市西船橋駅の小児科

〒273-0032 船橋市葛飾町2丁目335−1アルマース弐番館1F
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アレルギー専門外来

アレルギー専門外来|西船こども成長クリニック|西船橋駅南口徒歩1分|船橋市西船橋駅の小児科

アレルギー専門外来について

成長外来・内分泌専門外来

アレルギー専門外来は花粉症や気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどに代表されるアレルギー疾患を専門的にみる診療科です。人体には体の成分と違うものが体内に入ってくると、これを異物と捉えて取り除こうとする免疫機能があります。アレルギーはこの際に生じる免疫の過剰反応といえます。例えば、くしゃみは体内に入った異物を取り除くための行為ですが、免疫機能が過剰反応してしまうと、くしゃみが止まらなくなったり、くしゃみだけでなくかゆみも生じたりすることもあります。何をアレルギーに持つかは、遺伝的な要素から後天的な要素まで様々で、種類も無数にあります。

当院では赤ちゃんから、アレルギーに関する症状やお悩みに関して幅広く診療いたします。お気軽にご相談ください。

アレルギー専門外来でよくみられる症状

このような症状が見られた時はご来院ください。

気管支喘息

  • 発作的に激しく咳き込んだり息苦しくなったりする
  • 「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」といった音がのどから聞こえる
  • 胸に痛みを感じたり、急に動けなくなったりする

花粉症・鼻炎・結膜疾患

  • 鼻水やくしゃみ、体のかゆみ、鼻づまり、頭痛などがある
  • 目のかゆみや充血、涙が出る、目がゴロゴロする、目やにがでる

皮膚疾患

  • 顔、首、目の周りや髪の生え際、手足の関節部などにかゆみを伴う湿疹がある
  • かゆみを伴う湿疹が皮膚に繰り返し起こる
  • 全身にかゆみの強い赤みやブツブツがある
  • 皮膚の表面にかゆみを伴う水膨れがある

食物アレルギー

ある特定の食物(牛乳、鶏卵、小麦、大豆、甲殻類、そば、ピーナッツ、魚類、果物、野菜など)を食べると、じんましん、湿疹、嘔吐、下痢、咳、ゼイゼイ(喘鳴)などの症状が起こることがある、
アレルギーでお悩みの方を広く診察いたします。

花粉症や喘息でお悩みの方、何に対するアレルギーかわからずお困りの方などお気軽にご相談ください。

アレルギー専門外来の対象となる主な疾患

  • 気管支喘息
  • アトピー性皮膚炎
  • 花粉症
  • アレルギー性鼻炎
  • アレルギー性結膜炎
  • 食物アレルギー
  • 薬物アレルギー
  • じんましん
  • アナフィラキシー

気管支喘息

喘息は、咳や痰などの症状、ゼイゼイ、ヒューヒューという喘鳴(ぜいめい)、息苦しさ、呼吸困難を繰り返す呼吸器系の病気です。喘息が起きる原因は多岐にわたり、遺伝的な素因と環境要因が混在して発症します。アレルギー反応を起こす原因としては、ダニやハウスダスト、イヌ、ネコなどの動物のフケや毛など様々です。原因がわからない場合や気候の変化、タバコやアルコールによる刺激などでも生じることがあります。原因は複雑ですので専門医にご相談ください。

気管支喘息は気道狭窄が認められます。これは自然に、あるいは治療により、元の状態に戻りますが、治療せずに放置すると、繰り返し起きる炎症により、気道の構造が変化し(リモデリング)、元の状態に戻らなくなります。この状態になると、喘息症状がより起きやすくなりますので、適切な診断を受け、早めに治療を開始することが大切です。

喘息の治療は発作が起きた時に呼吸を楽にする治療と、発作が起きないように慢性気道炎症を改善する治療(長期管理といいます)に分けられます。気管支喘息の慢性炎症に対しては、吸入ステロイド薬が最も効果があり主軸の薬になります。吸入薬なので吸入器具を正しく操作する必要があります。気道狭窄に対しては気管支拡張薬などが用いられます。

咳が長く続く、ゼイゼイを繰り返す、運動時にゼイゼイして息切れが認められる場合は、喘息の可能性がありますのでご相談ください。

アトピー性皮膚炎

湿疹(皮膚にアレルギー性の炎症が起こっている状態)がみられます。
原因としては、皮膚のバリア機能の低下、アトピー素因(アレルギー体質)、心理的要因の3つが重なって起きると考えられています。目や耳の周り、首、ひじやひざのくぼみなどに、かゆみを伴う湿疹が繰り返し起こります。かき壊しが続くと湿疹が拡大し、ひどくなります。湿疹は皮膚のバリア機能の破壊であり、食物アレルギーとの関連も認められています。「肌をきれいにする」ことが重要です。

花粉症
(アレルギー性鼻炎・結膜炎)

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどに苦しむ花粉症の方は年々増加しており、日本国民の25%以上が花粉症という統計もあり「国民病」と言えます。アレルギー性鼻炎・結膜炎は、スギ花粉などによって引き起こされる季節性アレルギー(花粉症)と、ダニやハウスダストなどによって引き起こされる通年性アレルギーに大別されますが、どちらも混在していることもしばしばあります。花粉症は、春はスギ、ヒノキ花粉、夏はイネ科、秋はブタクサなど、季節によってアレルゲンとなる花粉の種類が異なりますが、複数の花粉にアレルギーが認められる方も珍しくありません。

症状は季節性・通年性のいずれも、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみ、充血などです。治療としては、原因が特定できる場合は、可能な限り原因の回避と除去(こまめな掃除など)を行います。アレルギー性鼻炎の薬物療法は広く行われており、症状や重症度に応じて抗ヒスタミン薬や鼻噴霧用ステロイド薬などを用います。アレルギー性結膜炎では、アレルギー反応を抑える抗アレルギー点眼薬などによって、目のかゆみの症状を改善します。

このようなアレルギー性疾患は、正しい診断と治療で症状の改善が期待できます。こどものつらい花粉症症状は、学業や日常生活の生活の質を落とします。つらい花粉症の症状にお悩みの場合、お気軽に御相談ください。

食物アレルギー

食物によって、湿疹やじんましん、嘔吐、下痢、咳などの症状が、免疫反応によって引き起こされる病気です。ときに血圧低下や意識障害、呼吸困難など生命を脅かす危険な状態に至ることもあります(アナフィラキシー)。こどもでは鶏卵、牛乳、小麦のアレルギーが多いですが、ほかにも大豆、ソバ、甲殻類、魚卵、ナッツ、ゴマなどがあります。0歳で最も多く認められ、年齢の経過とともに軽快していく傾向があります。

食物アレルギーは症状や重症度に個人差があり、原因となる食物アレルゲンも人によって異なります。食物アレルギーへの対応としては、原因となる食物を同定し、最小限の除去を正確に行い、安全を確保しながら必要な栄養を摂取していくことが基本となります。そのために食物経口負荷試験が重要です。食物アレルギーを御心配する方は多く、ご質問などありましたらお気軽にお聞きいただければと思います。

また最近、食物蛋白誘発胃腸症という新生児期や乳児期に発症する「消化管アレルギー」が増えております。これはいわゆる「食物アレルギー」に関与するIgEに依存しない非IgE依存性のアレルギーです。血便や嘔吐、下痢、体重増加不良といった症状が主になり、原因となる食物は乳や卵黄などが知られております。

蕁麻疹(じんましん)

じんましんは皮膚の一部が突然くっきりと赤く盛り上がり(膨疹)、しばらくすると跡形もなくかゆみと皮疹が消えるという特徴があります。たいていかゆみを伴いますが、チクチクとした感じや焼けるような感じになることもあります。発症して6週間以内を「急性じんましん」、それ以上経過した場合を「慢性じんましん」と呼びます。じんましんの治療は、抗ヒスタミン薬の飲み薬が中心となります。

アナフィラキシー

食物、薬物、蜂毒などによるアレルギー反応により、皮膚症状、腹痛、嘔吐、息苦しさなど複数の臓器に同時、あるいは急激に症状が出現することをアナフィラキシーと呼びます。血圧の低下、意識レベルの低下、脱力を来す場合をアナフィラキシーショックといいます。この場合、迅速に対応しないと生命に関わる危険な状態になることがありますので、アナフィラキシーが起こったら速やかに医療機関を受診する必要があります。

当院でもアナフィラキシーの初期対応(最も重要なのはエピネフリンを筋肉内注射するかどうかの判断)は可能ですが、ぐったりしている、激しい咳込みや喘鳴などの呼吸器症状がある場合や意識障害がある場合は救急車で医療機関へ速やかに搬送する必要があります。